Ankiを利用した漢字学習のやり方詳細
Ankiは、記憶のためのアプリケーションです。ウェブ版やMac版などもありますが、うちではほぼiOSのアプリを使用しています。
ウェブ版のリンクです。
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Anki - powerful, intelligent flashcards
いわゆる単語カードのようなものを想像してもらえると分かり易いのではないかと思います。
このアプリの最も優れたところは、忘却曲線を意識して自動的に問題を出題してくれるところです。
問題画面はこんな感じです。画像は漢字検定アプリの画面のスクリーンショットを撮って取り込んでいます。
画面をタップすると、下のように答えが表示されます。
自信を持って答えられたら、右下の方をタップします。記載してある数字は、次回復習するのを何日後にするかという意味です。上のものでは、一番右が4日後です。不正解の場合は一番左をタッチするので、1分後に再度出題されます。
このように、その漢字の習熟度に応じて、復習する日までの期間を選ぶことができます。また、連続して正解すると、表示される復習までの間隔が長くなるので、自然とまだ定着していないものを多く復習することが出来るようになります。
初めのうちは試行錯誤しましたが、現在のところ、一般的な漢字ドリルで1日につき4字の漢字を学習し、その日に学習した漢字をAnkiに入れて、次の日の朝に復習するという形にしています。
ちなみに、漢字ドリルとして使っているのは、「調べて覚える2年の漢字辞典ドリル」というものです。猫や犬のキャラクターが可愛いと娘が気に入ったのも選んだ理由の一つですが、表に書き順も含めて漢字の基本的な使われ方が網羅されていること、裏には問題が記載されていて覚えているかのテストもできることが気に入りました。このドリルを裁断し、一日2枚ずつ娘に渡しています。娘も1日2枚くらいだと、そこまで苦にならないようです。
調べて覚える2年の漢字辞典ドリル―2年生の漢字はこれでバッチリ! (漢字パーフェクトシリーズ)
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前の日に学習した漢字については、半分くらいはスラスラと書けて、残りの半分は忘れてしまうぐらいの定着率であることが多いです。ただ、書けなかった漢字についてはAnkiで何度も復習出来るので、書けなかったことは気にしません。忘却曲線的には極めて自然なことですから。
また、学習した次の日にスラスラと書けたとしても、何日か経つと忘れてしまう漢字もあります。そのような漢字についても、Ankiは適切なタイミングで問題として表示してくれるので、定着率が良くなります。
現在のところ、1日4字のペースで進めているので、六年生の漢字を一通り学習するのに1年かからない計算になります。ただ、これはあくまで順調に行った場合ですので、定着率が悪くなってきたら、新規の漢字はAnkiに入れず、復習だけに徹する日がある程度続くことも想定はしています。
また、漢検も一つのペースメーカーになると考えているので、一通り一学年の漢字を練習したら、漢検の過去問を解いてみて、間違ったものをAnkiに新規に入れるという方法で進めようと思っています。
理想的には3年生くらいで6年生までの漢字を一通り書けるようになっていると楽かなと思っています。あとは、問題を解いていく中で間違ってしまった漢字を適宜Ankiに取り込んでいけば、確実に定着させることが出来ると思います。
現在は漢字だけですが、このようにAnkiは暗記のための強力なツールですので、活用できるものには積極的に活用していきたいと思っています。